ブックタイトル下関市安岡沖洋上風力発電プロジェクト 冬季調査結果報告書

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概要

下関市安岡沖洋上風力発電プロジェクトのホームページです。事業計画について詳細をご紹介いたします。

()湿重量g/網7.5.動物(海域に生息する動物)・植物(海域に生息する植物)7.5.1.底生生物(1)調査方法底生生物については、スミスマッキンタイヤー型採泥器を用いて底質を採取し、1 mmメッシュ篩を用いて底生生物を篩い分けた。採取した試料は、ホルマリンで固定し、分析室にて種の同定を行った。調査地点は、対象事業実施区域内を含む合計5地点(St.1、St.7、St.10、St.12、St.13)とした。冬季調査は、平成26年1月28日に行った。(2)調査結果冬季調査の底生生物調査結果を表7.5.1に示す。出現種数は4~16種であり、環形動物の出現種数が多い傾向が見られた。個体数は6~100個体/0.1m2であり、St.7およびSt.10では、節足動物が最も多く、St.12では紐形動物と環形動物、St.13では環形動物が多かった。湿重量は、0.06~2.02g/0.1m2であった。なお、今回の調査では貴重種は確認されなかった。表7.5.1底生生物調査結果調査状況(篩い分け)分類(門名)St.1St.7St.10St.12St.13紐形動物01110出軟体動物12010現環形動物281094種星口動物00010数節足動物33330棘皮動物00010(種)合計61414164紐形動物01240軟体動物1 2 0 1 0個環形動物2 13 11 15 8体数星口動物0 0 0 1 0節足動物384860棘皮動物00010(個体/0.1m 2 )合計610021288紐形動物0.0%1.0%9.5%14.3%0.0%組軟体動物16.7% 2.0% 0.0% 3.6% 0.0%個成環形動物33.3% 13.0% 52.4% 53.6% 100.0%体比数星口動物0.0% 0.0% 0.0% 3.6% 0.0%率節足動物50.0% 84.0% 38.1% 21.4% 0.0%棘皮動物0.0%0.0%0.0%3.6%0.0%(%)合計100.0%100.0%100.0%100.0%100.0%紐形動物0.00++0.010.00軟体動物1.06 0.33 0.00 0.02 0.00湿環形動物0.06 0.38 0.11 0.04 0.06重量星口動物0.00 0.00 0.00 0.04 0.00節足動物0.741.311.580.120.00棘皮動物0.000.000.000.080.00(g/0.1m 2 )合計1.862.021.690.310.06主な出現種(個体数比率)節:カギスガメ節:サンカクフジツボ紐:紐形動物門の一種環:Notomastus属の一種82.0%19.0%14.3%37.5%※節:Aoroides属の一種環:カギアシゴカイ環:Magelona属の一種紐:紐形動物14.0% 14.3% 37.5%節:節足動物環:Lumbrineris属の一種環:環形動物10.7%注)湿重量の+は重量0.01g以下7.5.2.魚類、海産哺乳類(1)調査方法魚類の調査方法は、現地の漁法(刺網:三枚網内網6.5cm外網65.0cm)による採捕を行い、採捕した魚類は種の同定、全長、体長、個体数および湿重量について計測した。海産哺乳類調査は、鳥類の船舶トランセクトと同時に実施した。(2)調査結果12,00010,000採捕試料(St.3)を写真に、各地点の採捕結果を図7.5.1に示す。魚類ではカサゴ、メバル、マダイ、ヒラメなどの12種類、魚類以外ではマナマコ、イカ類、サザエなどの7種類が採捕された。各地点の合計湿重量は、St.1およびSt.10では約10kg/網、St.3では約8kg/網であった。種類別の平均湿重量については、魚類ではカサゴ(写真)が最も大きく、次いでヒラメであった。また、魚類以外ではマナマコ(写真)が最も大きく、次いでコウイカであった。海産哺乳類は、確認できなかった。8,0006,0004,0002,0000カサゴマダイメバルヒラメその他(魚類)その他(魚類以外)St.1St.3St.10調査地点図7.5.1魚類の採捕結果(湿重量)調査状況採捕試料(St.3)カサゴ(魚類優占種)ナマコ(魚類以外優占種)概-7