ブックタイトル下関市安岡沖洋上風力発電プロジェクト 冬季調査結果報告書

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概要

下関市安岡沖洋上風力発電プロジェクトのホームページです。事業計画について詳細をご紹介いたします。

照度(Lux)照度(Lux)7.2.3.その他(流向・流速)(1)調査方法海域の流れ(流向・流速)については、「海洋観測指針(気象庁))」に基づき、自記式のドップラー流速計を用いて連続観測を行った。調査地点は、対象事業実施区域内を含む合計3地点(St.4、St.10、St.11)で行った。各地点において、海底に設置したドップラー流速計により流向と流速を層別に観測した。冬季調査は、平成26年1月29日~2月14日の15昼夜連続で行った。(2)調査結果冬季調査の調査結果を図7.2.1に示す。平均流(恒流)の流速は、St.4で2.9~4.0cm/s、St.10で1.8~3.4cm/s、St.11で0.6~2.5cm/sであった。地点別の流向は、St.4では海岸線の影響を受けて北東と南西方向の流れが卓越する傾向がみられた。St.10では、来留見ノ瀬付近の浅海域に沿った北西と南南東の流れが卓越する傾向がみられた。St.11では、北~北北西と南~南南東の流れが卓越する傾向がみられた。7.3.その他の環境7.3.1.風車の影(1)調査方法風車タワーの影が生息する海藻などの海洋生物に与える影響を把握するために、風車稼働時の日影の及ぶ(影像軌跡の)範囲において、海表面及び水中の照度を計測した。測定方法は、光環境は日中の天候や海象に左右されるため、照度計を一定期間海域に設置する連続観測とした。調査地点は2地点とし、観測層は上層と下層の2層(海面下1.5m、海底面上0.5m)とした。冬季調査は、平成26年1月29日~2月14日の15昼夜連続で行った。(2)調査結果冬季調査の調査結果を図7.3.1に示す。海面付近の海面下1.5mの照度については、St.5とSt.10の間に大きな差はみられなかった。海底面上0.5mの照度については、St.5では海底面付近まで日の光が届くが、St.5より水深の大きいSt.10の海底面付近では日の光がほとんど届かない傾向がみられた。80,00070,000St.5(-1.5m)St.5(B+0.5m)60,00050,00040,00030,00020,00010,00001/29 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 2/6 2/7 2/8 2/9 2/10 2/11 2/12 2/13 2/14 2/15図7.3.1(1)照度調査結果(St.5)80,00070,000St.10(-1.5m)St.10(B+0.5m)60,00050,00040,00030,00020,00010,00001/29 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 2/6 2/7 2/8 2/9 2/10 2/11 2/12 2/13 2/14 2/15図7.3.1(2)照度調査結果(St.10)図7.2.1流向別頻度分布(中層)概-5